偽装離婚の恩恵とは

偽装結婚ならぬ、偽装離婚という言葉をご存じでしょうか。
これは、実質的には結婚生活を続けているにも関わらず、役所に離婚届を提出し、法律上の離婚をすることをいいます。
なぜわざわざ離婚を偽装するのかといいますと、いくつかのメリットがあるからです。
1つは、経済的な理由です。
例えば男性が借金をして、妻が連帯保証となったとします。結婚している間に妻に資産を譲渡して、その後に離婚をすると、強制執行時で債務の弁済をしようとしても、元妻には連帯保証の義務はなく、資産に手がつけられることがありません。
kodomo03_m財産分与・慰謝料は贈与と異なり税金もかからないため、マイナスになることもないのです。
男の方も、自己破産などの手段で取り立てから逃れることができます。そのために初めから計画的に離婚をするケースもあるほどです。
また、子どもがいる場合は、片親になることで収入が減り、母子手当てがもらえたり、生活保護の時給資格者になれる可能性が高まります。
また、現在の制度では、両親がいる家庭よりもシングルマザーなど片親家庭への優遇措置が多く行われています。
例えば、待機児童問題が取りざたされる認可保育園なども、片親の方が優先順位があがり、入園しやすい仕組みになっています。
逆にデメリットとなるのは、妻が扶養家族に入れないので、住民税や保険料などを支払う義務が生じることです。生命保険の受け取りなども、契約を変える必要がでてきます。
また、離婚したのに一緒に生活していることにも、世間から後ろ指をさされることになるでしょう。
また、一方に恋人ができた場合、再婚を迫っても承諾してもらえないということも、起こりうるケースとしてはあげられます。